Webアンケートシステムを活用した業務効率化 見込み客の育成方法
これまで紙でアンケートを取ってExcelに転記したり、集計後の分析ができていない企業は多いのではないでしょうか。
アンケート結果は貴重なデータであり、企業利益にも関係します。
アンケート業務の効率化、そして集計データを効果的に活用するために最適なのが、Webアンケートシステムです。
本記事では、Webアンケートシステムを使うメリットや、使うことにより業務効率化できる点をご紹介します。
この記事のポイント!
- 紙のアンケートは手間とコストがかかるだけでなく、情報管理のリスクも大きい
- Webアンケートシステムはコスト削減や高いセキュリティ性など多くのメリットがある
- Webアンケートシステムは自動化により業務効率化に大きく貢献する
- Webアンケートシステムはリードナーチャリング(=見込み顧客育成)にも効果的
目次[非表示]
- 1.紙で行うアンケートのコスト
- 1.1.印刷コストがかかる
- 1.2.集計・データ化に時間がかかる
- 1.3.人的ミスが発生しやすい
- 2.紙のアンケートで起こりうるリスク
- 3.Webアンケートシステムとは
- 4.Webアンケートシステムを使うメリット
- 4.1.コストを削減できる
- 4.2.アンケート対象者を拡大できる
- 4.3.集計と分析が正確かつスピーディー
- 4.4.高いセキュリティ性により情報が守られる
- 5.Webアンケートシステムでできる業務効率化
- 5.1.Webアンケート配布から集計・分析までの工程短縮
- 5.2.目的に応じたデータの抽出
- 5.3.集計・分析したデータの活用
- 6.Webアンケート後にできること
- 7.リードナーチャリングとは
- 8.リードナーチャリングの種類
- 8.1.メール配信
- 8.2.イベントやセミナーの開催
- 8.3.SNS発信
- 9.クライゼルできること
- 10.業務効率化にはWebアンケートシステムの導入を
紙で行うアンケートのコスト
紙のアンケートは手軽に始められ、お子さまや高齢の方にも抵抗なく回答してもらえるメリットがあります。
その反面、企業側は集計や分析に時間と手間がかかり、業務効率の面では有効的ではありません。
印刷コストがかかる
紙のアンケートは配布用に印刷しなければならず、アンケート対象者が多いほど印刷のコストがかかります。
また一度印刷したアンケートにミスがあった場合の修正は容易ではなく、さらに手間と時間がかかってしまいます。
集計・データ化に時間がかかる
紙で回答してもらったアンケートは、手作業でExcelに転記することとも多いでしょう。
一旦データ化してから集計すると時間を要するため、そこをカバーする体制も必要になります。
人的ミスが発生しやすい
データ化の際に起こりやすいのが、人的ミスにより間違った情報を転記してしまうことです。
特に氏名や住所、連絡先などの個人情報を間違えてしまうと、こちらから必要な連絡ができなくなってしまいます。
また見込み客からの信用を失うきっかけにもなります。
アンケートで得たデータを何かしらの形で発表する際にも、不正確なデータを出してしまい信憑性の低下にもつながります。
紙のアンケートで起こりうるリスク
紙のアンケートは匿名だけではなく、個人情報が記載されているケースも多くあります。
人の手で管理するため見落としてしまったり、アンケートが入っているカバンごと紛失してしまうなどの可能性も考えられます。
つまり紙のアンケートは、人的ミスによる紛失、情報漏洩が発生するリスクが高いことが最大のデメリットです。
個人情報が含まれる紙のアンケートは1枚紛失するだけでも、重大な情報漏洩です。
たった1枚でも企業の社会的信用を損ねてしまうため、厳重な管理が必要となります。
Webアンケートシステムとは
Webアンケートシステムは、Web上でアンケートを実施するシステム。
アンケートの実施だけでなく、集計や分析などアンケートに必要な機能を実装しています。
紙のアンケートにおけるデメリットやリスクをカバーすることが可能。
さらにアンケートに伴う業務の効率化が実現します。
インターネットが発達している現代では顧客のニーズが多様化し、市場の変化も加速しています。
アンケートは顧客の声、つまり市場の声を収集する手段であり、ニーズの把握には欠かせない存在。
顧客と企業がアンケートを通して図るコミュニケーションを効率化することで、より良い商品やサービスのスピーディーな提供に貢献します。
アンケートシステムの詳細はこちら
Webアンケートシステムを使うメリット
Webアンケートシステムは企業と顧客のコミュニケーションを円滑にし、企業の新たな価値創出にも役立ちます。
またそれ以外にも、以下のような魅力的なメリットがあります。
コストを削減できる
紙のアンケートでかかっていた印刷代、準備や回収、データ入力や集計にかかっていた人件費など、さまざまなコストの削減が可能です。
Webアンケートシステムの導入によりカットできたコストは、他の施策への投資や従業員のボーナスなどに当てられるようになります。
アンケート対象者を拡大できる
Webアンケートシステムはインターネット上に配布するため、場所の制限なくアンケートを実施できます。
回答者もネット環境さえあれば、どこでも回答できるため、回答率の向上にも期待できるでしょう。
集計と分析が正確かつスピーディー
従来、紙のアンケートはまずExcelなどのツールに転記してから集計する必要がありました。
集計までに工数がかかるだけでなく、入力漏れやミスにより正しいデータにならないリスクも考えられます。
Webアンケートシステムであれば回答データは最初からデータベースに転送されるため確実にデータ化でき、リアルタイムな集計ですぐに結果を確認することが可能です。
また集計データの分析も自動化させるため、マーケティング業務の効率化にもつながります。
高いセキュリティ性により情報が守られる
アンケートには個人情報も含まれるため、Webアンケートシステムは高いセキュリティ機能を備えています。
ネットワーク保護によるハッキング防止はもちろん、権限設定やアクセス制限、サーバーの監視により、第三者による悪質な情報流出を防ぐ体制が整っています。
またセキュリティ性の高いWebアンケートシステムは「プライバシーマーク」や「ISMS認証」などを取得しています。
導入の際には、その点も確認しましょう。
Webアンケートシステムでできる業務効率化
Webアンケートシステムは、アンケート業務にかかる工数や人件費を削減でき、業務効率化に有効です。
具体的にどのようにして業務効率化が図れるのかを、3つの具体例からお伝えします。
Webアンケート配布から集計・分析までの工程短縮
Webアンケートシステムを利用すれば簡単に必要項目を含めたアンケートが作成でき、インターネット環境があれば、いつでもどこでも配布できます。
また回答はWebアンケートシステム内のデータベースに送られ、集計や分析も自動化による処理が可能。
これにより必要なデータを得るまでのリードタイムを短縮し、業務効率化が可能となります。
目的に応じたデータの抽出
アンケートで回収したデータや分析結果は、さまざまな目的で活用されます。
資料化・データ化するにあたり、毎回必要なフォーマットで作成するには大きな手間と時間がかかるでしょう。
しかしWebアンケートシステムであれば、目的に応じたデータベース作成が可能であり、必要なデータを簡単に抽出できます。
集計・分析したデータの活用
アンケートは顧客満足度の向上や商品・サービスの改善、開発などを目的として実施します。
市場のめまぐるしい変化に適応し、顧客のニーズを満たすためにはスピーディーな意思決定や施策がポイントとなります。
つまり重要なのは集計・分析したデータを元に、いち早く行動に移すことです。
Webアンケートシステムを活用すれば、実行に至るまでの業務効率化が実現し、コアとなる戦略立案に時間を費やせます。
Webアンケート後にできること
Webアンケートは顧客と企業のコミュニケーション手段の1つであり、両者の信頼関係構築に欠かせません。
アンケートを通して顧客は企業に要望や満足度などが伝えられ、企業は顧客のニーズを満たすために必要な情報が得られます。
Webアンケートで回答を得たからといって顧客とのコミュニケーションをストップするのではなく、継続的に接触していくことが重要です。
そしてWebアンケート後にはアンケートを元に得られた結果から、顧客ごとに最適なアプローチを実行できます。
リードナーチャリングとは
リードナーチャリングとは、見込み顧客を育成すること。
アンケートなどの施策で獲得した見込み顧客に対して、中長期的にコミュニケーションを図り、最適なタイミングでコンバージョンにつなげるための施策・手法全般のことを指します。
顧客は能動的に情報収集ができるようになり、商品やサービスのコンバージョンまでのプロセスが長期化しています。
その間にも見込顧客を逃さないよう継続的にコミュニケーションを図る必要があります。
またさまざまな施策を通じて中長期的な信頼関係を構築することも重要。
また顧客の検討度や見込みが高まった最適なタイミングでアプローチをかけるためにも、リードナーチャリングが欠かせません。
リードナーチャリングの種類
リードナーチャリングにはさまざま種類があるため、目的や顧客レベルに応じてさまざまな施策が実行できます。
ここでは代表的な3つのリードナーチャリングについてお伝えします。
メール配信
メール配信にもさまざまな手法がありますが、リードナーチャリングにおいては「ステップメール」「セグメントメール」が効果的です。
例えばセグメントメールでは、ある条件でセグメント化された顧客に最適なメールの一斉配信が実現します。
またWebアンケートで得たデータも顧客のセグメント化に活かせ、より詳細な顧客レベルに合わせたセグメント化が可能になります。
Webアンケートの集計データは、さまざまなデータベースに振り分けられるため、それを活用することで効率的に顧客に最適化されたメール配信ができます。
イベントやセミナーの開催
顧客の検討段階や理解度に応じたイベントやセミナーを開催できれば、顧客の購買プロセスにポジティブな影響を与えます。
またイベントやセミナー開催をリード獲得の手段にすると、確度の高い見込み客の獲得に期待できるでしょう。
またイベントやセミナー後に実施するアンケートもリードナーチャリングの1つ。
イベント・セミナーにより顧客の検討段階や理解度がどのように変化したかを把握でき、その後のリードナーチャリングの立案に役立ちます。
SNS発信
企業アカウントがある場合、フォロワーは見込み顧客といえます。
メール配信のように個別アプローチは難しいですが、興味・関心度の高い顧客に継続的な発信が可能です。
またブランディングや認知度アップ、ロイヤリティの向上に期待できるでしょう。
さらにフォロワーの多いアカウントであれば、webアンケートを実施したい場合も多くの顧客に見てもらいやすく、かつ拡散力もあるSNSで回答を促せます。
クライゼルできること
クライゼルはWebアンケートシステムの作成やそれに伴う業務効率化、そしてリードナーチャリングまでの実施を可能とするクラウドサービスです。
デザイン性の高いWebアンケートの作成から集計・分析の自動化、顧客レベルや用途に応じたデータベースを作成できます。
これによりアンケート業務の効率化が実現するだけでなく、メール配信システムなどと組み合わせることで効果的なリードナーチャリングを可能にします。
クライゼルで実現した施策の例をまとめています。
業務効率化にはWebアンケートシステムの導入を
今回はWebアンケートシステムを活用するメリットや実現する業務効率化についてご紹介しました。
アンケートは市場の声や企業が求める情報を収集し、顧客満足度の向上やニーズを満たすための戦略立案に有効です。
そのため回答を分析するところまでをシステムに任せることで、コア業務に費やす時間が増やせます。
また効果的なリードナーチャリングにも貢献でき、全体的なマーケティング業務の効率化を支援します。
Webアンケートによる業務効率化、そして効果的なマーケティングの実施を実現するために、ぜひ弊社のクライゼルをご検討ください。