アンケートシステムとは?使い方やメリットを分かりやすく紹介
最近、アンケートシステムを利用する企業が増えています。
紙でのアンケートよりも実施しやすく、集計・分析するのに便利です。
しかし、アンケートシステムについてよく分からない、という人も多いようです。
この記事では、アンケートシステムのメリットや利用時の流れ、注意点などについて解説していきます。
著者が実践して感じたことや、実際にアンケートシステムを利用している企業からヒアリングして内容を盛り込みました。
読んで頂ければ、アンケートシステムの基本と利用方法を理解してもらえると思います。
アンケートシステムの導入を検討している方は、クライゼルのアンケートフォーム機能をご利用ください。
目次[非表示]
- 1.アンケートシステムとは?
- 2.アンケートシステムを使うことのメリットとデメリット
- 2.1.アンケートシステムのメリット
- 2.2.アンケートシステムのデメリット
- 3.基本的なアンケートシステム利用時の流れ
- 3.1.事前に集めたいデータを明確にする
- 3.2.単純集計とクロス集計
- 3.3.集めたデータを分析する
- 4.アンケートシステムを利用する上で注意する7つのこと
- 4.1.ターゲットを明確にする
- 4.2.わかりやすく簡潔な質問をする
- 4.3.回答者の負担を減らす
- 4.4.自動入力にできる情報はないか
- 4.5.設問の量は適切か
- 4.6.質問は回答しやすい項目から順に配置する
- 4.7.関連する質問はまとめて配置する
- 5.個人情報の取り扱いについて明示する
- 6.まとめ
アンケートシステムとは?
そもそも、アンケートシステムとは何でしょうか?
アンケートシステムとは、WEBを利用したアンケートの作成、回収、分析を行うことができます。
紙媒体では膨大な時間がかかっていた回収、集計、データ分析を短時間で行えることが魅力です。
HTMLやPHPといったプログラミング言語で作成することもできますが、最近では多くの製品(アプリ)が市場にあり、プログラミングの知識がなくても利用できるようになっています。
アンケートシステムを使うことのメリットとデメリット
次に、アンケートシステムを利用する上でのメリット・デメリットについて見ていきます。
アンケートシステムのメリット
コストの削減
アンケートシステムの大きなメリットのひとつはコストの削減です。
紙を印刷する必要がなく、場所も必要ありません。アンケート用紙を配る人、回収する人、集計する人などの人件費も抑えられます。
また、それらのスタッフを準備するための時間や手間を抑えることができます。
アンケート実施までの時間短縮
アンケートシステムでは、アンケートを作成したら、メールなどで回答者に直接送ることができます。
担当者がアンケートを実施したいタイミングでできるのでアンケート開始までの時間を大幅に短縮できます。
アンケート作成もテンプレートやサンプルが多く用意されているので、初心者でも簡単につくることができます。
回収、分析が簡単
アンケートシステムは分析機能が充実しているものが多くあります。
フィルタ機能やグラフの作成などもできるので、集めた回答データをすぐに分析し、マーケティングに役立てることができます。
アンケートシステムのデメリット
回答者に偏りがある
アンケートシステムはインターネット上で行うので、回答者は必然的にネットユーザーになります。
インターネットを普段利用しない人からの回答は得られない、というがアンケートシステムのデメリットです。
スマホの普及により、ネットユーザーはここ数年で急速的に拡大していますので、高齢者やネットリテラシーのない人にも簡単な操作で回答できるアンケートを作成することが求められます。
基本的なアンケートシステム利用時の流れ
続いて、アンケートシステム利用時の流れについて説明していきましょう。
事前に集めたいデータを明確にする
アンケートは実施するなら、実施する目的があるはずです。
サービスの満足度調査なのか、または商品開発のためのターゲット層の嗜好の調査なのか、アンケートを行う目的をはっきりさせて、どういうデータが欲しいのかを明確にしましょう。
若い女性向けの化粧品を開発するためのアンケートであればターゲットは若い女性に絞られます。
質問内容も、現在利用している化粧品の満足度や不満点などを聞く質問を用意するはずです。
アンケートを実施する前には、必ず集めたいデータを明確にしておきましょう。
単純集計とクロス集計
集めたアンケートデータをどのように集計するか、事前に決めておきましょう。
一般的に集計は「単純集計」と「クロス集計」があります。
単純集計とは、基本的な集計方法です。
各質問に対して、どれくらいの人が答えたか?と、質問に答えた人の比(%)や平均値などを求める手法です。
クロス集計は、単純集計をより深掘りしたものです。
単純集計で明らかになった数字を、性別や年齢、職業、地域などと掛け合わせてデータを分析する方法です。アンケートの集計ではクロス集計が基本とされています。
年齢や性別などの属性ごとにアンケート結果を集計することで、より詳細なデータ分析ができるのがクロス集計のメリットです。
反面、クロス集計で偏りのない結果を得るためには多くの回答が必要になります。
精度を求めるのであればそれだけコストがかかるので、その点はデメリットといえるでしょう。
集めたデータを分析する
回収したデータを分析する際には、まずは大きな部分に着目し、次に小さな部分をチェックするようにしましょう。
具体的には、単純集計で大まかな傾向を把握し、次にクロス集計で属性ごとに傾向を見ていきます。
自由回答も内容をチェックし、回答者が抱えているニーズや悩みを読み解きましょう。
また、回収したデータに信憑性があるかもチェックしましょう。
ポイントは、
- 回答数が十分であるか
- 代表性はあるか
代表性とは、調査の対象者全体の中か選ばれた一部の回答者の調査結果が、調査対象者全体の結果を、正確に反映出来ているかどうかということです。
例えばあるイベントの参加の男女比が5:5であった場合、アンケートの回答者の男女比も5:5であれば代表性があるといえます。
完全に同じ割合にするのは難しくても、偏りがないかどうかは必ず確認してください。
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アンケートシステムを利用する上で注意する7つのこと
アンケートシステムを利用する上での注意点を見ていきます。
ターゲットを明確にする
アンケートを「誰に」対して行うか、を明確にします。
前述の「集めたいデータを明確にする」でも述べましたが、アンケートを行うなら、目的があるはずです。
集めたいデータを得るためには、誰に対してアンケートを行うか、というのは大きなポイントです。
ここを誤ると、利用できるデータが得られず、効果のないアンケートになってしまいます。
わかりやすく簡潔な質問をする
アンケートの設問はわかりやすい、簡潔な日本語で書くようしましょう。
1つの文はなるべく短い方が読みやすくなります。長文の質問が続くと読む気をなくしてしまいアンケートを途中で離脱する、というケースもあります。
アンケートを作成したら、周りくどい表現になっていないか、文章の長さは適切か、ということをチェックしてください。
ターゲットがお医者さんやエンジニアであれば、専門用語を使ったり、不特定多数の人が対象であれば専門用語はなるべく使わずに平易な日本後で表現したりするなど工夫しましょう。
回答者の負担を減らす
なるべく回答者の負担を減らすようにしてください。
自動入力にできる情報はないか
WEBでのアンケートの場合、登録されているユーザー情報から引っ張ってこられる情報もあります。
名前や年齢、性別など、すでに登録されている情報があればアンケートの都度、回答者に入力させるのではなく、自動入力できるようにしてください。
設問の量は適切か
一般的に、設問量が多いと回収率は下がります。
そのために設問の量は必要最低限に抑えるようにしましょう。
設問が多いと回答者の負担になりますが、集計する人にとっても負担になります。
双方にとって無駄な部分があれば削るようにします。
質問は回答しやすい項目から順に配置する
アンケートのはじめから回答するのがむずかしい質問が並ぶと回答者が離脱するリスクは高くなります。
シンプルで答えやすい質問から初めて、難しい質問や回答しづらい質問は後半に配置するようにしてください。
関連する質問はまとめて配置する
回答者の意識の流れを配慮し、関連する質問や続けて配置しましょう。
回答者にとって負担が減ります。
個人情報の取り扱いについて明示する
アンケートで個人情報を入力することに抵抗を感じる回答者は少なくありません。
そこで、個人情報の取り扱いについては一言、明示しておきましょう。
明示してあるだけで回答者の心理的ハードルが下がり、回収率のアップが期待できます。
まとめ
アンケートシステムについて説明してきました。
アンケートシステムは紙媒体と違い、時間とコストをかけずに効率よくユーザーの意見を回収する優れたツールです。
メリット、デメリットがありますが、上手く利用できれば商品開発やサービス改善など役立てることができます。
この記事を参考にアンケートシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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