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アンケートシステムのセキュリティ対策|攻撃手法と対策を詳しく解説

個人情報を扱うことの多いアンケートシステムは、さまざまなセキュリティリスクに対処することが求められます。

この記事では、アンケートシステムで考えられるリスクから対策まで詳しく解説します。

セキュリティに強いアンケートシステムは、クライゼルのアンケート機能をご利用ください。

目次[非表示]

  1. 1.アンケートシステムのセキリュティとは
    1. 1.1.セキリュティ対策の必要性
    2. 1.2.セキュリティ対策を怠った場合のリスク
  2. 2.システムに対する攻撃手法
    1. 2.1.SQLインジェクション
    2. 2.2.OSコマンドインジェクション
    3. 2.3.ディレクトリトラバーサル
    4. 2.4.セッションハイジャック
    5. 2.5.XSS
    6. 2.6.バッファオーバーフロー
  3. 3.基本的なセキュリティ対策
    1. 3.1.FW(ファイアウォール)
    2. 3.2.WAF(ワフ)
    3. 3.3.IPS
    4. 3.4.SSL/TLS
  4. 4.セキュリティ対策に強いアンケートシステムの選び方
    1. 4.1.ISO 27001など信頼性の高い認証の取得の有無
    2. 4.2.サーバーのセキュリティ性についてもチェック
  5. 5.高セキュアなアンケートシステムを選ぶならクライゼル


アンケートシステムのセキリュティとは

まずはアンケートシステムにおけるセキュリティの重要性から解説していきましょう。


セキリュティ対策の必要性

アンケートシステムは、ユーザーがフォームから送信したデータをサーバーが受け取って、データベースに格納される仕組みになっています。

フォームはいわば外部からの情報の入り口となるため、サーバー内のデータを盗聴・改ざんする際の侵入経路として悪用されやすい一面があります。

また、サイバー攻撃の脅威は大企業だけでなく中小企業にも広がっています。

アンケートシステムを運用する際は、セキュリティ対策を万全に講じておく必要があると言えるでしょう。


セキュリティ対策を怠った場合のリスク

アンケートシステムのセキュリティ対策を怠ると、不正アクセスによる個人情報漏洩やデータの改ざん・消失という事態にもなりかねません。

万が一、セキュリティ事故が起これば、クライアントへの損害賠償や改修対応、サービスの停止、企業の信頼喪失など、事業の存亡を揺るがすことになるでしょう。


システムに対する攻撃手法

ここで、アンケートシステムに対する主な攻撃手法を解説します。


SQLインジェクション

データベースを操作する言語であるSQLを注入(インジェクション)する攻撃手法をSQLインジェクションと言います。

フォームに不正なSQL文を入力して送信することで、データベース内の情報流出や、データやサイトの改ざんを引き起こします。


OSコマンドインジェクション

OSコマンドインジェクションは、OSへの命令文を注入する攻撃手法です。

意図しないOSコマンドが実行されることで、ファイルの改ざんや削除、流出といった被害を生みます。


ディレクトリトラバーサル

ディレクトリトラバーサルはサーバー内の非公開ファイルにアクセスする攻撃手法です。パスの脆弱性を悪用して、非公開ファイルを閲覧・改ざん・削除される危険性があります。


セッションハイジャック

セッションハイジャックは、セッションIDを不正に取得することで、なりすまし利用などを行うものです。


XSS

XSS(クロスサイトスクリプティング)は、サイトにスクリプトを仕込んで、情報を窃取する罠ページへ誘導する攻撃方法です。個人情報の漏洩やマルウェアのダウンロードなどの被害を引き起こします。


バッファオーバーフロー

バッファオーバーフローは、処理能力を超えるデータや悪意のあるコードを送ることで確保していた領域からデータを溢れさせる攻撃手法です。それにより、プログラムを異常終了させてサービスを停止させるなどの被害が発生します。


基本的なセキュリティ対策

上述のようなセキュリティリスクへの対処方法としては、次のような対策があります。


FW(ファイアウォール)

ファイアウォールは防火壁を意味し、ネットワークの内部と外部の不正な出入りを防止するものです。通信を細分化したパケットを監視するパケットフィルタリング型、アクセスの詳細を監視するアプリケーションゲートウェイ型、パケットフィルタリングにポート制御機能を追加したサーキットレベルゲートウェイ型などの種類があります。


WAF(ワフ)

WAF(Web Application Firewall)はデータの中身を監視し、悪意があると判断された場合には遮断する仕組みです。


IPS

IPS(不正侵入防止システム)は、パケットの中身までチェックして不正なアクセスを検知・遮断するもので、主にファイアウォールを補完する形で導入されます。


SSL/TLS

通信データを暗号化することでデータの盗聴・改ざんを防止するのがSSLやTLSです。フォームをWebサイトに埋め込んで使用する際は、フォームのSSL化だけでなく、Webサイト全体をSSL化する常時SSL化を行いましょう。

以下の記事では、Webフォームのセキュリティ対策について詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

関連記事:Webフォームの脆弱性。多発するサイバー攻撃を回避する方法

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セキュリティ対策に強いアンケートシステムの選び方

アンケートシステムを選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。


ISO 27001など信頼性の高い認証の取得の有無

サイバー攻撃の手口は巧妙化してきており、セキュリティ対策は日進月歩の対応が求められます。そのため、組織的に情報セキュリティの管理運用に取り組んでいるベンダーかどうかを見極めるようにしましょう。

ISO27001、ISO27017やプライバシーマークなどの認証を取得している企業だと安心です。


サーバーのセキュリティ性についてもチェック

クラウド型のサービスの場合は、サーバーのセキュリティについても確認が必要です。24時間監視や定期的な脆弱性テストが行われているか、事故なく運営しているかなどをチェックしましょう。


高セキュアなアンケートシステムを選ぶならクライゼル

アンケートシステムには、さまざまなセキュリティリスクが潜んでおり、堅牢なセキュリティが必須です。

ユーザーから収集した大切な情報を安心して格納できるシステムを選ぶようにしましょう。

「クライゼル」は高セキュリティ・高機能なアンケートシステムとして、官公庁や金融機関でも導入されている実績があります。

サービス開始以来、セキュリティ事故0の運用実績で、貴社のデータを守ります。

高セキュリティなアンケートシステムをお探しの方は、ぜひクライゼルをご活用ください。



M.Hattori

M.Hattori

トライコーン(株)Senior Vice President of Marketing。web広告、CRM、CDP、データ可視化などお客様のwebマーケティングの課題解決に長年従事。 Salesforce Marketing cloud メールスペシャリスト / アドミニストレータ / コンサルタントおよび、Salesforce アドミニストレータの各認定資格を保持。

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