ステップメールの効果を改善するための4つのステップ(流れ)を徹底解説!
ステップメールとは、予めセットしておいたメールを、事前に設定したスケジュールの順番で配信していくメールマーケティング手法です。 登録したユーザー毎に、決められた順番でメールを自動で配信することができるので、売上の拡大や顧客満足度の向上に使えます。
しかし、「ステップメールの配信を開始したが、思うような結果にならない...」という人が多いことも事実です。
その理由として、ステップメールの改善を継続して実施していないことがあげられます。ステップメールは改善し続けることがとても重要です。
逆に、結果を数値化して改善を実施できることがステップメールの強みとなりますので、しっかり計測・改善できるようにしておきましょう。 この記事では、ステップメールの改善の流れ(PDCA)について解説していきます。
なお、ステップメールを配信するには、メール配信システムが必要となってきますが、この記事では一般的なメール配信システムでも活用できる内容を紹介していきます。
ステップメールを配信できるサービスをお探しでしたら、クライゼルのステップメール機能をご利用ください。
目次[非表示]
ステップメールの効果を改善するための4つのステップ(流れ)を徹底解説!
PDCAとは、PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(評価)、ACTION(改善)の頭文字をとったもので、この4つのアクションを実施することで、品質を改善・向上する方法です。
1つ1つのアクションをしっかり実行すれば、ステップメールの効果は向上していきます。では、ステップメールのPDCAについて解説していきます。
ステップ1:ステップメールを計画する(PLAN)
まず、ステップメールの目標を決めます。目標は数値化できるものが良いです。ステップメールで計測できる数値は以下の3つです。
- 開封率
- クリック率
- コンバージョン率
開封率は、ステップメールで配信したメールの開封率のことです。一般的なメルマガの開封率は15%が目安とされていますが、 ステップメールの開封率は30%が目安です。
例えば、新規で資料を請求したユーザー向けのステップメールの場合、ホットなユーザーに対してメールを送っているので、 1通目~5通目までのステップメールの開封率は30%を目指してください。
クリック率は、メールに記載しているURLのクリック率のことです。こちらは、メールを開封したユーザーの 10%を目安にしてください。
コンバージョン率は、ステップメールで配信したメールから、商品・サービスが売れた率のことです。 こちらは、商品・サービスによってコンバージョン率は大きく異なります。なので、まずは 現在の数値を計測し、その数値を基準として目標の数値を決めるようにしてください。
コンバージョン率は、ステップメールで配信したメールから、商品やサービスが売れた率のことです。 こちらは、商品やサービスによってコンバージョン率は大きく異なります。なので、まずは現在の数値を計測し、その数値を基準として目標の数値を決めるようにしてください。
ステップメールのコンバージョン率の計測も通常のメルマガと同様にGoogleAnalyticsやトランキングツール、フォーム入力結果で計測する場合が多いでしょう。
以上を参考にして、「開封率」「クリック率」「コンバージョン率」について、仮でも良いので目標値を決めてください。
その上で、ターゲットのお客様の立場に立ってどのようなことをステップメールで訴求するかを設計します。仮に自分がステップメールを受け取るならどのようなコンテンツがうれしいか考えてみください。もしも自分が対象のサービスや商品のターゲットではない場合(性別や年齢が異なる等)は、ターゲットでかつ自分の周りにいる人に聞いてみるのも一つの方法です。
ステップメールに限らず、開封率は表題に依存することが多いです。最初の13文字に最も訴求したいことを完結に記載するといいでしょう。
また、クリック率はステップメールのファーストビューに記載されている訴求で変化します。ファーストビューの画像や文書をしっかり考えてください。
ステップ2:ステップメールを実行する(DO)
目標値が決まったら、ステップメールを配信していきます。ポイントとして、初めてステップメールの配信を開始する際には、あなたもユーザーと同じタイミングでメールを受信するようにしてください。 ユーザーと同じ目線に立ってメールを受信することで、「メールの件名が目に入らないな。」「本文の内容が頭に入ってこないな。」など、あらためて気付くことが多いです。
また、ステップメールの配信開始直後には、開封率などの数値計測は正しく行われているかチェックしてください。 このあと実施する「CHECK(評価)」では、正しく数値計測ができていることが前提となります。計測が正しくできていないとPDCAの意味がなくなりますので、ここは念入りにチェックしてください。
ステップメールを実行する(DO)際のポイント
- ユーザーと同じタイミングでメール受信をできるようにする
- クリック率や開封率など分析の際に必要な数値計測が正しくできているかチェックする
ステップ3:ステップメールを評価(CHECK)する
ステップメールを開始して実績がたまったら、結果の数値をまとめてください。どの程度の実績がたまったら実施するかですが、 一週間毎のデータと、一か月毎のデータはまとめておくことがオススメです。理由としては、毎週作業、毎月作業とルーティン化することで、作業が楽になるからです。
また、評価する際も先週比、先月比、昨年同月比で比較すると施策の改善点を見つけやすいです。そのためにも週単位、月単位で目標値をトラッキングしていきましょう。
まとめる際は、表やグラフにすることで、視覚的に分かるように工夫することがポイントです。 表やグラフにすることで、先週と比べて改善しているのか?先月と比べて改善しているのかを一目で分かるようになります。 Excelなどの表計算ソフトを使って、数値を入力すると自動的にグラフ化するよう準備しましょう。
ステップメールの評価(CHECK)のポイント
- 1週間ごと、1ヶ月ごとのデータをまとめておく
- 先週比、先月比、昨年同月比で比較する
ステップ4:ステップメールの改善(ACTION)
次に、評価の結果を考察し、悪い箇所についてどのように改善していくのか仮説を立てていきます。改善には以下の4つのポイントがありますので、1つ1つ紹介していきます。
ステップメール改善のための4つのポイント
- ステップメールの配信タイミングの変更
- ステップメールの内容の修正
- ステップメールの追加・削除
- ステップメール以外の改善
ステップメールの配信タイミングの変更
「ステップメールの配信タイミングの変更」では、メール配信スケジュールを変更したり、時間を変更することで改善を試みます。
例えば、1通目「注文のお礼と注文内容の確認/アンケートのお願い」で案内しているアンケートフォームのクリック率が低い場合、 仮説としては、メールで案内する情報が2つ(注文の確認と、アンケートのお願い)あるせいで、アンケートのお願いまで読まれていないことが考えられます。
なのでこの場合は、アンケートのお願いメールを4通目の商品到着後に送るようにすることが改善案となります。
ステップメールの内容の修正
「ステップメールの内容の修正」では、メール件名や、本文を変更することで改善を試みます。
特に開封率は、メール件名に左右されます。開封率が低いメールに関しては、メールタイトルを工夫することで改善ができます。 開封率の高いメール件名のポイントとして、「13文字以内におさめる」「大事なことを先に書く」ことが重要です。
(BEFORE)メール件名:”商品名”キャンペーン中!今日まで〇円引きで購入できます
(AFTER)メール件名:【今日まで】”商品名”が〇円引き
ステップメールの追加・削除
「ステップメールの追加・削除」ですが、登録直後に配信する自動返信メールの開封率が低いという場合、メールが迷惑メールフォルダに入っていて、気付かないというケースが考えられます。
この場合は、登録完了ページにて、メールを確認するよう案内するということが改善案となります。
ステップメール以外の改善
「ステップメールの追加・削除」では、ステップメールに新しくメールを追加したり、設定しているメールを削除することで改善を試みます。
例えば、商品のコンバージョン率が低い場合、売り込みまでの間でユーザーとの信頼関係が構築できてないことが考えられます。 この場合は、購入後のフォローメールを追加することによって、信頼関係を向上させることが改善案となります。
ステップメールの効果改善のまとめ
PDCAサイクルを使った、ステップメールの改善の流れについて解説しました。ステップメールは何度も繰り返し配信していくメールとなりますので、 この改善をしていくことは非常に生産性が高い作業になります。
また、メールマーケティングは数値化しやすいことが強みなので、数値を計測し、ユーザーの動向をチェックすることがビジネスを向上させる秘訣です。 ぜひ、あなたもPDCAを実践し、ステップメールを最大限活用していってください。
ステップメール配信ができるサービスをご検討中でしたら、クライゼルのメール配信サービスをご利用ください。
下記カタログ資料に機能・料金表を掲載しておりますのぜひダウンロードしてください。