キャンペーン型会員サイトの展開方法|運営の流れや受付システムの導入方法を解説
マーケティングの施策として、会員向けのオンラインキャンペーンを行う企業が増えています。
この記事では、キャンペーン型会員サイトの展開方法について詳しく解説します。
キャンペーンサイト展開方法
キャンペーンとは、一定期間内に目的を持って行われる宣伝活動を意味します。
マーケティングにおいては、多くの場合、懸賞型の販促キャンペーンの形で行われます。
懸賞型のキャンペーンは、目的・対象別に以下の2つの展開方法があります。
オープン懸賞
購入や利用の有無にかかわらず、誰でも参加ができるのがオープン型です。
サイトを訪問し、必要な情報を入力したり、アンケートに答えたりすることでキャンペーンに参加できます。
オープン型のキャンペーンは、商品・サービスの認知度向上や、フォロワーやリードの獲得を目的に行われます。
クローズド懸賞
商品購入者などの顧客を対象に行われるのが、クローズド型のキャンペーンです。
商品に添付されたシリアルコードや、購入時のレシートを使って応募するマストバイキャンペーン、会員のみに参加資格を与えるなどといったキャンペーンです。
クローズド型のキャンペーンは、販売促進や顧客との関係構築が主な目的となります。
サイトでキャンペーンを運営する流れ
ここからは、サイトを使ってキャンペーン運営をする際の流れを説明します。
キャンペーン前の事前準備
開始前の事前準備としては、以下の4つがあります。
1.計画の立案
目的を明確にし、企画内容や告知・応募の方法、賞品を決めていきます。
2.スケジュール作成
計画が決まったら、スケジュールに落としていきます。
いつ、誰が、何をするのかを詳細に決めましょう。
3.業務内容設計
ワークフローや業務マニュアルを作成して、キャンペーン業務が滞りなく進むように体制を整えます。
4.窓口の設置
応募フォームなどの応募受付窓口を準備する他、問い合わせ対応に必要な窓口の設置や、人員の配置などを行います。
キャンペーン中の業務
キャンペーン期間中に必要な業務は、主に以下の3つです。
5.応募受付・データ管理
オンラインのキャンペーンの場合、応募受付は自動で行えます。
応募者データは個人情報を含むことが多いので、データの管理は厳重に行いましょう。
6.集計・応募者リストの作成
応募者のデータを集計し、進捗を把握します。
年齢制限等の応募条件がある場合には、条件に適合しているかの精査も必要です。
7.問い合わせ対応
事前に作成したマニュアルをもとに、問い合わせ対応を行います。
どのような問い合わせが入っているか共有するようにしましょう。
キャンペーン終了後の業務
締切後の業務は、以下の3つです。
8.当選者の決定
重複当選等がないかを確認しながら当選者を決定したら、事前に決めた方法で当選者に連絡します。
9.賞品の発送
配送状況は必ず確認しましょう。未着や不良品などの対応も必要です。
10.報告書の作成
キャンペーンの成果や課題をまとめた報告書を作成し、関係者に共有します。
キャンペーンの目的につながっているかは必ず振り返るようにしましょう。
簡便なキャンペーン受付にはシステム利用が有効
キャンペーン実施時はシステムを利用することで効率的な運用が可能です。
システムを利用するメリットには、以下の3つが挙げられます。
簡単にキャンペーン受付ページの作成ができる
1つ目は、告知や受付のページを簡単に作成できる点です。
キャンペーンの事前準備の中でもWebページの作成は時間がかかるものの1つです。
Webページの作成がスムーズにできれば、準備期間を短縮できるでしょう。
応募の障壁が低く、コストがかからない
2つ目は、ユーザーにとっても応募がしやすく、コストがかからない点です。
紙で運用する場合、応募用紙にシール等を貼り付けて郵送するという手間が発生しますが、オンラインではそうした障壁がありません。
応募者が増えることで、キャンペーンの成果も上がるでしょう。
応募時に顧客データを回収・分析できる
3つ目は、顧客データを回収・分析できる点です。
集めた応募者のデータは、マーケティングの材料として活用できます。
また応募時に会員登録を促すことで、継続的に関係性を構築できるようにもなります。
キャンペーン受付システムの導入方法
キャンペーン受付システムを構築する方法は、主に以下の3つが考えられます。
WordPressのプラグインを利用する
CMSの代表格であるWordPressには、多くの拡張機能(プラグイン)が用意されています。
フォーム作成用のプラグインを導入するなどすれば、キャンペーン用のサイトも構築できます。
ただし、応募者データの集計・分析など、本格的な機能は期待できないでしょう。
また、セキュリティ対策にも注意が必要です。
自社で構築する
Web制作の専門知識を持つ人がいる場合には、HTML、CSS、PHPなどを使って、オリジナルでWebページ制作することも可能です。
自力で作成すればコストを抑えられますが、堅牢なセキュリティや機能性を求める場合には、制作会社に依頼する方が良いでしょう。
応募フォームの作成ツールを利用する
応募フォーム作成ツールの中には、顧客管理機能やメール配信機能などを備えたものもあります。
自動集計・分析などもできるため、キャンペーン事務局業務の効率化が図れるでしょう。
ポイントを押さえたキャンペーンサイト制作ならASPクライゼル
オンラインキャンペーンは利用するツールによって、業務効率にも実施後のデータ活用にも大きな差が生まれます。
キャンペーンの成果を最大化するためにも、機能性の備わったツールを見極めて導入するようにしましょう。
フォーム機能や会員サイト機能、堅牢なデータベースを兼ね備えており、キャンペーンサイト制作にもピッタリなのがASPツールの「クライゼル」です。
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