ユーザー満足度・安心度が高い、お問い合わせフォームの作り方
お問い合わせフォームは、ユーザーからの問い合わせ・商品の注文など、企業サイトには欠かせない機能です。しかし、その作り方や内容は多様で、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ユーザー満足度・安心度の高いお問い合わせフォームの作成時に知っておくべき10個のコツをお伝えします。これからお問い合わせフォームを作成する方は、ぜひご覧ください。
目次[非表示]
- 1.お問い合わせフォームの3つの役割を知ろう
- 2.お問い合わせフォームの作成方法・料金相場を把握しよう
- 3.お問い合わせフォーム作成のコツ
- 3.1.フォーム作成のコツ1:「入力・確認・完了」の3ページを作成
- 3.2.フォーム作成のコツ2:フォームのデザインを統一する
- 3.3.フォーム作成のコツ3:SSL化する
- 3.4.フォーム作成のコツ4:自動返信機能を利用する
- 3.5.フォーム作成のコツ5:プレースホルダーを使う
- 3.6.フォーム作成のコツ6:二重送信を防止する
- 3.7.フォーム作成のコツ7:スマートフォンからの表示にも対応する
- 3.8.フォーム作成のコツ8:入力必須項目の明示しておく
- 3.9.フォーム作成のコツ9:問い合わせ可能な内容を示しておく
- 3.10.フォーム作成のコツ10:セキュリティに気を配る
- 4.お問い合わせフォーム作成ポイントのまとめ
お問い合わせフォームの3つの役割を知ろう
お問い合わせフォームを作成する際には、まずそのお問い合わせフォームがどういった役割のものかを見定めましょう。 それによって、作成方法や内容が違ってきます。役割は大きく分けて3つあります。
役割1:連絡先を把握するためのフォーム
イベントの参加者登録フォームなど、ユーザの連絡先情報の提供を主な目的としているフォームです。
一般的にユーザーの連絡先(会社名、氏名、メルアド等)程度の情報を得るフォームです。
役割2:資料請求など、見込み顧客を見つけるフォーム
問い合わせの他に資料請求にも利用するなど、ビジネスにつなげる目的がある場合です。
連絡先情報(会社名、氏名、メルアド、電話番号)に加えて、必要な資料の選択や現在の課題、などビジネス上必要な「最低限」の情報を得るためのフォームです。
当然ながらSSLなどの情報漏えい対策も必須です。 最近は電話で問合せすることに心理的抵抗を持っている人が少なくありません。そのような方々が気軽に問合せすることができるフォームもこの役割に該当します。
役割3:注文を受けるためのフォームの役割
フォームを利用して通信申し込みや販売を行う場合です。 サービス提供や商品提供に必要な情報をすべて収集(住所、支払い方法、サービス規約合意等)しなければなりません。 この場合も、重要な情報を入力してもらうためSSL化は必須です。
お問い合わせフォームの作成方法・料金相場を把握しよう
お問い合わせフォームの作成目的を明確にしたら、次は作成方法・料金をチェックしていきます。作成方法は大きく分けて3つあります。
格安フォームレンタルで作成:無料~月1,000円程度
簡単な申込みだけでフォームを作成できます。無料ものや格安な月額料金が必要になることがあります。 無料のフォームですと、Googleフォームが有名です。一般的にサービス提供元のURLにフォームが設置されるため、 webサイトのデザインとフォームのデザインが異なる場合が多く、ユーザー視点からみるとやや信頼性が劣り、入力のハードルにもなりえます。
フォームASPで作成:月2,000円程度
独自ドメインを取得し、ブログ感覚でフォームを作成できるシステムです。有料ですが、格安フォームレンタルよりフォームデザインを 工夫することで信頼性をある程度担保できます。
作成できるフォームの数も月額費用を増額することで増やすことができます。MovableType.netなどが該当します。当社のクライゼルのフォームサービスもこのカテゴリに入ります。
独自に作成:月数万円程度~(専門業者へ依頼する場合)
PHPなどのプログラミング言語を使い、自分で一からフォーム作成・設置する方法です。 一般的にwebサイト制作会社にサイト制作と合わせてフォーム制作もしてもらう場合、このケースになります。
サーバーの知識やフォームに関するセキュリティ対策も必要となるため自社にエンジニアがいない場合は他の方法をおすすめします。
お問い合わせフォーム作成のコツ
フォーム作成のコツ1:「入力・確認・完了」の3ページを作成
お問い合わせフォームを作成する際には、基本的に「入力・確認・完了」の3つのページを作成します。
この3ステップを踏まえることで、入力漏れや操作ミスを防ぐとともに、ユーザーに「問い合わせが完了した」という安心感を与えることができます。
フォーム作成のコツ2:フォームのデザインを統一する
レンタルフォームを使用すると、問い合わせ時に外部ページへ飛ぶため、URLやデザインが変わってしまいます。 「このページに個人情報を入力して大丈夫だろうか?」と、ユーザーを不安にさせる原因になりかねません。
フォームを作成する場合は、webサイトやLPとデザインを統一することが重要です。
フォーム作成のコツ3:SSL化する
2018年7月から、SSL対応していないサイトには警告が出るようになりました。SSLとは、インターネット上で通信を暗号化する技術です。
第三者による盗み見・改ざんを防ぎ、個人情報を守ります。警告が出るとユーザーに不安感を与えかねません ので、フォームのURLもSSL化されていることが必要です。
フォーム作成のコツ4:自動返信機能を利用する
ユーザーからの問い合わせに対して、問合せを受け付けたこと等をタイムリーにメールで返信することが必要です。 フォームのサービスには自動返信機能がついているものがありますので、その機能を使うと便利でしょう。
フォーム作成のコツ5:プレースホルダーを使う
お問い合わせフォームの入力欄に入力例を表示(プレースホルダー)すると、ユーザは何をどのような文字で入力するべきかすぐに理解できます。 入力例を予めフォームに表示するようにしましょう。
フォーム作成のコツ6:二重送信を防止する
ユーザーが問い合わせボタンを誤って2度押した場合、対策をしていないと、同じ内容のお問い合わせが複数送られてくることになります。 そういった「二重送信」を防止できるよう、あらかじめセッションの設定をしておきましょう。
フォーム作成のコツ7:スマートフォンからの表示にも対応する
サイトによっては、PCよりスマートフォンの閲覧者が多いというケースがあります。 スマートフォン閲覧に対応していないサイトは画面が全体的に見にくく、 そこに設置されたスマートフォン非対応のフォームは離脱者が増加する原因になりかねません。 スマートフォン表示にもしっかり対応できるようにしておきましょう。
フォーム作成のコツ8:入力必須項目の明示しておく
入力項目が多すぎると面倒な印象になり、問い合わせをやめてしまうユーザーもいます。必ず記入しなければならない項目だけを目立つように工夫し、 「ここだけ入力すれば完了する」とユーザーに分かりやすく示すと良いでしょう。 具体的には、「入力必須」と書き添える、該当箇所のみ赤字に変える、などの方法が考えられます。
フォーム作成のコツ9:問い合わせ可能な内容を示しておく
たとえば、「下記のような疑問をお持ちの方はぜひお問い合わせください」など、「どういった質問に答えられるか」 という内容をユーザーに明示しておくと親切です。 問い合わせやすくなるだけでなく、的外れな質問を減らすことができます。
フォーム作成のコツ10:セキュリティに気を配る
フォームは悪意あるユーザーが最初に攻撃の対象として考えるところです。フォームが十分なセキュリティを備えているか、 フォームサービス提供会社またはフォーム制作会社が十分にセキュリティ対策を講じているかをフォームオープン前に確認しましょう。
お問い合わせフォーム作成ポイントのまとめ
Webサイトにぴったりなお問い合わせフォームを作成することで、ユーザーからの満足度の向上が可能です。そのためにも、作成の際には上記の10のコツをうまく活用しましょう。
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