会員制WEBサイトをカンタンに構築したい

四季株式会社様の事例

クライゼルのAPIオプションは、予めしっかりとした仕様書が準備されています。また、会員登録制ウェブサイトを構築するための機能がしっかりと整っています。そのため、開発ベンダとの調整が短時間ですみますし、また希望するサービスが短時間で構築可能です。

当社とのお付き合いについて教えてください

トライコーン様とのお付き合いは、もう10年以上になりますね。 当時、メールマガジンを運営するために、アウトバーンというシステムを利用していました。 しばらくすると、トライコーン様から、クライゼルというアウトバーン後継機を使うように提案を受けました。 提案を聞いた結果、クライゼルにはアウトバーン以上に機能が備わっていたので、アウトバーンからクライゼルに切り替えることにしました。

メールマガジンの会員はどのように集めていますか

劇団四季idセンターという登録制度があります。
このサービスでは、IDを取得すると自分向けにカスタマイズされたマイページにアクセスできます。
マイページには、お知らせBOX・フレンドリスト・クーポン一覧のメニューがあります。 そしてIDがあれば、メールコンシェルジュなどの便利なサービスも利用できるようになります。

メールマガジンは、このIDを登録してくれた方で、かつ、メール配信許可をくださった方に、配信しています。
この流れになったのは、2010年7月からです。当時、メールマガジン会員は、メールマガジン用登録画面を使って登録をしてもらっていました。

ところが、この流れだと、お客様は、当社サイトにアクセスをして、メールマガジン登録のために一度情報登録したにも関わらず、 チケットを予約するときに、再度、情報を登録しないといけなくなります。
これでは、お客様は不便ではないか?手間がかかるのではないか?そういった課題を感じたため、 予約システムとメールマガジンを連携統合させたような劇団四季idセンターを作りました。
この連携によって、いくつかの効果がありました。まずは、お客様の手間を解消できたことです。

次に、「あるミュージカルのチケットを購入した方には、ある演劇のチケットを案内する」など、提案型のメールを送ることができるようになりました。 更には、メールマガジン会員数の増加ペースが高まりました。
現在、メールマガジン会員数は月間1000件くらいのペースで増えています。

劇団四季idセンター構築の際にAPIをご利用いただきましたがいかがでしょうか?

クライゼルAPIには、予め仕様書が用意されています。この仕様書を開発してもらうベンダー様にお渡ししたところ、 問題なく開発作業がすすみました。

メールマガジンの配信はどのような流れで行われていますか?

まず、それぞれの演目の担当者がメールのコンテンツを作り、そのコンテンツを広報部門でチェックして、 問題がなければ配信する流れになっています。
メールを配信するタイミングは、上演が決定した時・チケットの発売前・公演の開 幕前の3回程度を原則としています。
時折、沢山メールマガジンを送りたい気持ちになりますが、メール配信頻度を高めすぎると、お客様の心象もよくないですので、 そのあたりはコントロールしています。
メール配信結果としてのクリックカウントは、ほとんど取得していません。 私たちがチケットを販売する窓口は、ネット・対人・電話と色々とあります。
また、チケットの発売開始を案内する告知手段も、テレビ・雑誌・リーフレット・WEBと多岐にわたっています。
このように、購入窓口も告知手段も数多くあると、メールがどこまで売上効果に影響しているのか、正確に掴むのは難しくなってきます。 これが、クリックカウントを取得していない理由です。

他に、クライゼルはどのように使われていますか?

クライゼルでは、現在、200くらいのフォームが設定されていて、色々な案件に利用しています。
主にお客様向けのフォーム用途で使っています。例えば、お客様からの問い合わせ受付フォーム・各劇場でのアンケート募集フォーム・番組観覧募集フォームなどです。
ただ、最近では、俳優のレッスン予約受付フォームなど、社内業務システムとして活用するケースも増えてきています。
私が属するセクションには、社内から色々と相談があるのですが、クライゼルを使って解決できる相談も多くありますので、助かっています。

積極的に情報公開をしている様子がうかがえますが?

以前から、会報誌の運営には力を入れています。月1回、約18万人の方に冊子を送っています。
会報誌を送った後は、目に見えてチケット販売数が増えますので、多くの方々に読んでいただいている感覚は持っています。
ただ、発行が月1回ですので、会員様とのコミュニケーションには、間が空いてしまいます。
その間を埋めるために、WEBやメールで、情報を発信しているつもりです。 施策の1つで「200字コメント」がありますが、この企画は投稿数も多く、評価も上々です。
今後、情報公開という意味では、ソーシャルコミュニケーションには興味を持っていますので、いい企画ができたら、実行に移していきたいと考えています。

WEBマーケティング活動で気になっていることはありますか?

最近の悩みとしては、WEBマーケティング運営の業務量が増えてきていることです。 世の中のネット環境が変化するほど、業務は増えていきますので、業務をいかにシンプルにしていくか?がテーマだと考えています。 あと、スマートフォン対応、特にスマートフォン向けのWEBサイト・予約システムについては気になっています。
現在、2割のお客様がスマートフォンユーザであり、その比率は今後も増加していくでしょう。 ただ、スマートフォン端末や回線状況が改良されてきているので、もしかしたら、敢えてスマートフォンを意識する必要がないかもしれません。 スマートフォンについては、そういった2つの方向性をイメージしつつ、検討しています。
この度は、いろいろな情報、ご意見を頂き誠にありがとうございました。
今後共よろしくお願い申し上げます。