ウェブフォームのスパム対策

Webフォームのスパム対策。具体的対処法からスパムの危険性を解説

Webフォームは顧客と自社をつなぐ大切なツールですが、開設する際に必ず行っておきたいのがスパム対策です。

この記事では、自社と顧客を守ために知っておきたい具体的な対処法やその危険性について解説します。

スパム対策の万全なフォーム作成ツールはクライゼルをご利用ください。



目次[非表示]

  1. 1.Webフォームに届いたスパム対策の基本は排除
    1. 1.1.スパムが届いた場合には開かずに削除
    2. 1.2.自動プログラムによる大量のデータ送信数は弾く
  2. 2.Webフォームに届くスパム対策の方法
    1. 2.1.Webフォームの入力項目に必須項目をつける
    2. 2.2.IPが特定できる場合はアクセス制限をかける
    3. 2.3.CAPTCHA認証を設置する
  3. 3.スパムへの対処が早急にできない場合はお問い合わせフォームを別に作成
  4. 4.Webフォームへのスパムに潜むマルウェア
    1. 4.1.ワーム
    2. 4.2.トロイの木馬
    3. 4.3.スパイウェア
    4. 4.4.ランサムウェア
  5. 5.機密情報や個人情報が流出するスパムのリスク
  6. 6.運用目的のWebフォームで情報収集はシステム連携・セキュア環境が大切


Webフォームに届いたスパム対策の基本は排除

Webフォームに届くスパムへの対策にはさまざまな方法がありますが、もっとも簡単にできる排除方法を見ていきましょう。


スパムが届いた場合には開かずに削除

スパムの大半は、特定のWebサイトへの誘導やウイルス感染を目的としています。

有料サイトや詐欺サイトであれば、こちらからアクションを起こさない限り問題は起きませんが、ウイルスを仕込んでくる可能性も。

そのため、スパムが届いた場合は『開かずに削除』を徹底しましょう。

自動プログラムによる大量のデータ送信数は弾く

自動プログラムによって大量にスパムを送信してくるケースに対処するためには、自動的に受信しないように対策を施す必要があります。

できる限り本来のユーザーへの影響が少なく、スパムのみを弾くことができる方法を次項で紹介します。


Webフォームに届くスパム対策の方法

大量に届くスパムに対しては、機械的に処理していかなければ対応しきれません。ここでは簡単にでき、ユーザーにとっても影響の少ない方法を挙げていきます。

Webフォームの入力項目に必須項目をつける

フォーム内に必須の入力項目をつけることで、ロボットでの対応を困難にすることも有効な手段です。

名前やメールアドレスなど、基本的な項目を必須として本来のユーザーへの負担も増やさないように配慮しましょう。

IPが特定できる場合はアクセス制限をかける

スパムが大量に届いた際にIPアドレスを特定できた場合は、サーバー内に設置した「.htaccess」ファイルでアクセス制限をかけましょう。

また、外国語のスパムが大量に届いている場合は、日本語以外のコメントを制限するよう設定するのも手です。

CAPTCHA認証を設置する

「CAPTCHA(キャプチャ)」とは、「Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart」の略で、コンピューターと人間を区別するために完全自動化されたテストのこと。

ロボットでは判別しにくいように加工された文字や数字の入力を求めたり、画像認識を求めたりします。

多くのサイトで利用されており、ユーザーにも広く浸透しているため、サイト設置者にとってもユーザーにとってもそれほど手間がなく導入できます。

reCAPTCHA v3や管理画面へのIPアドレスによるアクセス制限ができる高セキュリティなフォーム作成ツールはクライゼルをご利用ください。


スパムへの対処が早急にできない場合はお問い合わせフォームを別に作成

現在使用しているWebフォームにすぐにスパム対策を講じるのが難しい場合は、スパム対策機能が付いたフォーム作成ツールなどを使って新たにお問い合わせフォームを設置する方法もあります。

フォーム作成ツールの多くはWebサイトへの埋め込みにも対応しており、サイトのURLを変更することなくフォーム部分だけ切り替えることが可能です。

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Webフォームへのスパムに潜むマルウェア

マルウェアとは悪意あるソフトウェアやコードの総称で、ユーザーのデバイスに不利益をもたらすものです。

次で紹介する「ワーム」「トロイの木馬」「スパイウェア」「ランサムウェア」はそれぞれまったく特徴が違いますが、すべてマルウェアの仲間。それぞれ侵入方法や被害の種類が異なるので詳しく見ていきましょう。

ワーム

プログラム自身が複製を繰り返し、他のシステムに拡散する特徴を持つのがワームです。感染対象を必要としないため、一度侵入されてしまうと爆発的に拡散します。

拡散したワームは製作者の命令に従い、通信環境やパソコンの処理速度を低下させたり情報の窃取・拡散をしたりと、深刻な被害をもたらします。

さらに、記録されたパスワードを使って勝手にSNSにワームの感染源となるリンクを投稿するため、さらなる被害の拡大をもたらしてしまいます。

トロイの木馬

ギリシャ神話のトロイア戦争のストーリーの登場するトロイの木馬からその名前がつけられたマルウェアです。

一見無害なプログラムを装い侵入し、何らかのきっかけで悪意のある活動をするようプログラムされており、最近のマルウェアの半数以上がトロイの木馬であるといわれています。

感染すると、ネットバングやECサイトで不正な取引をされる、端末情報が外部に流出するなどの危険性があります。

また、迷惑メールやスパムメールの送信元にされてしまい、新たな被害者の創出元となってしまうこともあります。

スパイウェア

パソコン内のユーザーデータや行動を収集して別の場所に送るプログラムをスパイウェアといいます。

ただ、このスパイウェアは企業などがソフト・アプリを無償で使用できる代わりにマーケティング情報として利用するためにも使われているもので、悪意のないものもあるのが他のマルウェアとは違った点です。

ただ、悪意がない場合はソフトやアプリの利用規約に情報を利用する旨が記載されています。

悪意あるスパイウェアの場合、ユーザーへの許諾なく、個人情報を窃取します。

ランサムウェア

感染したパソコンをロックしたりファイルを暗号化したりして使用不能にし、元の状態へ戻すために「身代金」を要求する不正プログラムです。

日本国内でも2021年末頃から地方病院等でランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、電子カルテが使用できなくなる事例が散見され、大きな問題となっています。


機密情報や個人情報が流出するスパムのリスク

自社のパソコンがマルウェアに感染すると、フォームを利用して収集した顧客情報などが流出する危険性があります。

流出する情報は社外秘の情報や顧客の氏名・住所・メールアドレス・クレジットカード情報などさまざま。顧客に被害が出た場合は企業が損害賠償を請求される可能性もあります。

信用情報にも関わるため、スパム対策は必ず行うようにしてください。


運用目的のWebフォームで情報収集はシステム連携・セキュア環境が大切

この記事では、Webフォームのスパム対策について詳しく解説してきました。

Webフォームを作成する目的は、顧客データを収集し運用するためにあります。

フォームを作成する上で必要とする機能を確保しつつ、セキュリティが担保されているかもしっかりとチェックするようにしましょう。


外部からの情報の入り口となるWebフォームは顧客と自社を繋ぐ重要な架け橋ですが、時にスパムとも繋いでしまう危険性も。

信頼性が高い、高セキュリティなWeb作成ツールを利用してセキュアにデータを運用しましょう。

Webフォーム作成ツールを提供しているクライゼルは、国際規格であるISO27001とISO27017の認証を取得し、高セキュリティなツールとして定評があります。

技術面や組織面でも世界基準の情報セキュリティ管理をしており安心して利用ができます。


スパム対策に有効なCAPTCHAの最新版「 reCAPTCHA v3」にも対応しておりスパム防止対策も万全。

さらに、管理画面のSAML認証でSSO(シングルサインオン)にも対応しています。

運用で必要な数のユーザ・アカウントを追加費用なしに開設することができ、ユーザ・アカウント毎に細かい権限設定も可能です。これら機能で情報セキュリティガバナンス対策にも力を発揮します。

Webフォームの作成には、ぜひセキュアなクライゼルをご活用ください。


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M.Hattori

M.Hattori

トライコーン(株)取締役兼マーケティング統括。web広告、CRM、CDP、データ可視化などお客様のwebマーケティングの課題解決に長年従事。 Salesforce Marketing cloud メールスペシャリスト / アドミニストレータ / コンサルタントおよび、Salesforce アドミニストレータの各認定資格を保持。

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