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CMSを導入して会員サイトを開発|代表的なCMSや選択肢としてのASP

ウェブサイトで圧倒的なシェアを誇るWordPressを代表とするCMSは、サイトを開発する上で欠かせない機能を有するツールです。

本記事では代表的なCMSや会員サイトを構築する上でCMSのメリット・注意点からサイト構築の選択肢として考えられるASPのメリットを紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.CMSを導入して会員サイトを開発する主なメリット
    1. 1.1.特別な専門知識不要でコンテンツの掲載・編集ができる
    2. 1.2.会員獲得のコンテンツマーケティング・SEOに対応できる
    3. 1.3.会員サイト運用での分業による作業の効率化ができる
    4. 1.4.マルチデバイスへの対応開発が簡単に実装できる
  2. 2.会員サイト開発向きの代表的なCMS
    1. 2.1.WordPress
    2. 2.2.MovableType
    3. 2.3.EC-CUBE
    4. 2.4.Drupal
  3. 3.CMSでの構築はセキュリティ要件に不安が残る
  4. 4.会員サイトの開発にASPという選択肢
    1. 4.1.会員サイトの運用に必要な機能が既に揃っている
    2. 4.2.マルチデバイスへの対応開発が簡単に実装できる
    3. 4.3.コンテンツマーケティング以外の施策実行も期待できる
    4. 4.4.CMSやMAなどのマーケティングツールとの連携もできる
  5. 5.会員サイトASPサービスとCMSでの会員サイト構築の違い
    1. 5.1.サーバーの契約・保守運用が必要かどうか
    2. 5.2.会員サイト運用に欲しい機能を一から開発する必要かどうか
    3. 5.3.会員サイトの構築のイニシャルコストが大きくなるかどうか
    4. 5.4.継続のコストがサーバー費用以外かかるかどうか
  6. 6.会員サイトはセキュア対応など安心・安全性が前提条件
  7. 7.まとめ



CMSを導入して会員サイトを開発する主なメリット

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、Webサイトの管理や更新を行えるツールで、サイト内のコンテンツを構成するデータ(テンプレート、テキスト、画像など)を一元的に保存・管理するシステムのことを指します。


雑誌で例えると、CMSを導入していない場合は1ページずつを完成データとして保存・管理しますが、CMSを導入した場合は雑誌全体でテンプレート、テキスト、画像などを個別に保存・管理しているというイメージです。ではなぜCMSの導入が推奨されているのでしょうか。導入することのメリットについて紹介します。


特別な専門知識不要でコンテンツの掲載・編集ができる

CMSを導入すると専門知識がなくてもサイトのコンテンツ編集や掲載ができることが大きなメリットです。会員サイトを構築後に文章を1点変更したい場合を例に見ていきましょう。

CMSを導入しているWebサイトではCMSのインターフェイス上で、CMSに保存されているテキストデータを編集するだけでサイトの更新ができます。

これが未導入の場合、記述済みのHTMLから差し替えたい部分を探し出し、直接打ち変えないといけないため専門知識を必要とします。


会員獲得のコンテンツマーケティング・SEOに対応できる

会員サイトは常にフレッシュな情報を更新していくことで、会員の満足度を高め、さらなる会員獲得を推進します。

CMSを導入していると、更新作業が容易なため、スピード感のあるコンテンツ制作ができることが強みとなります。


会員サイト運用での分業による作業の効率化ができる

会員サイトの運用を分業化し、作業を効率化できるのも大きな強みです。

企業サイトでは製品・サービス情報ページはマーケティング部門、会社概要などは広報部門など、ページごとに管理担当部門が異なることが多く、Web制作会社にページの更新・追加を依頼するまでに幾つもの部門を介するため修正や更新まで時間と手間がかかっていました。

しかしCMSを導入することで管理担当部門が簡単に更新・追加ができるようになり、スピーディなページ更新が可能となります。


マルチデバイスへの対応開発が簡単に実装できる

CMSの中にはマルチデバイスに対応した開発ができるものがあり、そういったシステムを利用することで簡単に実装できるようになります。


会員サイト開発向きの代表的なCMS

会員サイトを開発する際に多く利用されているCMSを紹介します。


WordPress

無料で利用でき、世界中でもっとも多くの人が利用しているオープンソースのCMSです。カスタマイズ性も高く、プラグインを導入することでデータ抽出やツールとの連携、セキュリティ対策も可能です。

WebサイトのシェアNo.1のWordPressを使った会員サイトの構築方法については以下の記事で紹介しています。合わせてご参考ください。

  会員サイトの作り方|無料・有料ツールでの構築 新しい生活様式や働き方が広まり、オンラインマーケティングが加速する中で会員サイトの構築・充実化を進めたいと考えている企業も多いでしょう。 通常のWebサイトで用いられるCMSの標準機能ではカバーできない点も多く、どのようなツールを使って構築すれば良いかは頭を悩ませるポイントにもなっています。 そこでこの記事では、会員サイトを構築する方法や注意すべきポイント、構築の手順などを網羅的に解説していきます。 クライゼル | 多彩な業務で使える高セキュリティなCRMプラットフォーム



MovableType

WordPressほどの知名度はないものの、日本では高いシェアを誇り2大巨頭とされるCMSです。日本企業が提供しているサービスということもあり、安心してサポートを受けられるのが強みです。また、1アカウントで複数のサイトを管理できるため、社内で複数のサイトを構築したい場合などに利用価値があるといえるでしょう。

https://www.sixapart.jp/movabletype/


EC-CUBE

国産ならではの細やかなサービスが特徴のEC-CUBEは、充実した基本機能や専用の350種以上のプラグイン機能があり、手軽に機能実装ができます。「リアル店舗のようにネットショップにも個性を」というビジョンで開発されていることから、ネットショップとしての機能に強みがあります。

https://www.ec-cube.net/


Drupal

プログラム言語である PHP で記述するオープンソースのCMSのDrupal。標準機能が充実していて、拡張性の高さも支持されています。標準機能として100カ国以上の言語対応をしているためグローバルサイトを目指す場合にも有用です。セキュリティ機能や対策も充実しているため、信頼性の担保が必要な会員サイトを構築するのみぴったりです。ただし、プログラム言語の知識が必須なため、専門知識を有する人材が不可欠です。

https://annai.co.jp/drupal


CMSでの構築はセキュリティ要件に不安が残る

CMSで構築しているサイトは数多く存在しますが、セキュリティ面に不安が残ることが懸念材料です。特に圧倒的シェアを誇るWordPressはその分サイバー攻撃のリスクも高く、不正アクセスや情報ろう洩などのリスクに常にさらされています。

データの破損といった実損はもちろんのこと、サイト運営が停止となるような事態は企業の信用に関わるため避けなければなりません。


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会員サイトの開発にASPという選択肢

ASP(アプリケーション サービス プロバイダ)とは、ソフトウェアを実行するためのプログラムをクラウドに設置し、ネット回線を介してプログラムデータへアクセスしてソフトを利用できる仕組みを指します。会員サイトを開発する際にこのASPサービスを活用することは非常に有用です。ここではASPでサイト構築するメリットを見ていきましょう。


会員サイトの運用に必要な機能が既に揃っている

ASPサービスには会員サイトを構築・運用するための機能がパッケージングされている上、サイト運営に非常に重要なセキュリティ対策に関してもASP提供側で行ってくれます。


マルチデバイスへの対応開発が簡単に実装できる

ASPを活用したサイト開発では、マルチデバイス対応が簡単に実装できます。PC、スマートフォンどちらでもストレスなく閲覧できる仕様が可能です。


コンテンツマーケティング以外の施策実行も期待できる

CMSはコンテンツマーケティングに有用と前述しましたが、ASPではそれ以外の施策実行も期待できます。

具体的には、会員限定のキャンペーンや限定コンテンツの提供により、会員とのつながりを強固なものにし、さらなる会員獲得につなげます。


CMSやMAなどのマーケティングツールとの連携もできる

多くのASPでは、CMSやMAといったマーケティングツールと連携できるため、それぞれの強みを取り込んだ会員サイトを構築することができるでしょう。


会員サイトASPサービスとCMSでの会員サイト構築の違い

会員サイトを構築する上で、ASPサービスとCMSを活用する場合の違いを4つの項目に分けてみていきましょう。


サーバーの契約・保守運用が必要かどうか

ASPサービスはサーバーの契約・保守運用もセットになっているため、管理側がアクションを起こす必要はありません。

しかしCMSは無料・有料で違いがあり、無料の場合は自社でサーバーの準備や保守運用をする必要があります。有料のクラウド型CMSではサーバー代などが料金に含まれていることがあるため確認してみましょう。


会員サイト運用に欲しい機能を一から開発する必要かどうか

ASPには会員サイトを運用するための機能が揃っており、それらを組み合わせながらサイトの構築が可能です。CMSの場合、足りない機能はプラグインなどを自身で探して導入する必要があり、ワンクッション手間がプラスされます。


会員サイトの構築のイニシャルコストが大きくなるかどうか

無料CMSの代表格であるWordPressは、それ自体は無料で利用できるものの、ドメイン取得費などがかかる他、コンテンツの制作を外注する場合は制作費も初期費用としてかかります。ASPは自社内でサイト制作をすれば、イニシャルコストを抑えることができる上、便利な機能が多く実装されているため構築工数を削減することが可能です。


継続のコストがサーバー費用以外かかるかどうか

ランニングコストの面でいうと、有料CMSとASPサービスはどちらも運用費用や月額費用がかかります。無料のCMSの場合、ドメイン代とサーバー代がかかる程度ですが、常にセキュリティ面でのアップデートがないか、脆弱性が発見されていないかを自社でチェックしておく必要があります。


会員サイトでもっとも重要視されるのは、会員情報を守るための安全性にあります。無料CMSによる構築よりも、高セキュリティを担保したASPを活用して構築する方が安心・安全な運用ができるでしょう。

会員サイトASPについてより詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。


  会員サイトとASPサービス|堅牢なセキュリティでサイバー攻撃から保護 会員との関係性構築や会員限定のコンテンツ配信などに役立つ会員サイト。 通常のサイト以上に複雑な機能や専門的な知識が必要なため、構築に時間がかかる上、運用管理にも手間が取られるとお悩みの方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、会員サイトの構築〜運用を楽にしてくれる、会員サイト構築専用のASPサービスをご紹介します。 クライゼル | 多彩な業務で使える高セキュリティなCRMプラットフォーム



会員サイトはセキュア対応など安心・安全性が前提条件

会員サイトは会員の個人情報などを大量に扱うため、セキュアな対応が絶対とされます。安心・安全性を土台にし、その上で魅力的なコンテンツ、ユーザービリティの高い操作性などをアピールするのが健全な会員サイト運営方法といえます。


まとめ

会員サイトの構築にCMSを利用することは、手軽に制作できることもあって初期の構築方法候補として挙がることが多いでしょう。

しかし、セキュリティ面での不安を払拭しきれないというデメリットが会員サイトを構築する上で大きな障壁となります。

ASPサービスは、会員サイトに必要な機能がパッケージングされているため、専門知識がなくても簡単にセキュアなサイトを構築・運用できます。ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか。


会員サイト向けのマーケティングに必要な機能を網羅したサービスを提供しているASPツール「クライゼル」は本格的な会員サイトを専門知識なしに簡単に構築・運用することができます。

外部システムとの連携も充実しており、拡張性の高さも折り紙付き。これから会員向けサイトの構築を企画している方はぜひ、クライゼルをご活用ください。


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M.Hattori

M.Hattori

トライコーン(株)取締役兼マーケティング統括。web広告、CRM、CDP、データ可視化などお客様のwebマーケティングの課題解決に長年従事。 Salesforce Marketing cloud メールスペシャリスト / アドミニストレータ / コンサルタントおよび、Salesforce アドミニストレータの各認定資格を保持。

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