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SSL化に対応したフォーム作成サービスの選び方5つのポイントを解説

近年、企業のWebサイトを標的としたサイバー犯罪が増加しつつあります。
なかでも、問い合わせフォームや会員登録フォームなどユーザーの個人情報を送受信する入力フォームは狙われやすく、各企業は重点的に対策する必要に迫られています。
こうしたセキュリティ対策として有効性が高いと言われているのが、入力フォームの「SSL化」です。
本記事ではSSL化の概要やメリット、またSSL化に対応したフォーム作成ツール選びのポイントを解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.常時SSL化でサイト全体の通信を暗号化
  2. 2.データ盗聴防止だけでなくSEO上の効果も
  3. 3.「公開鍵」と「暗号鍵」で暗号化
  4. 4.フォームサービス選定のポイント
    1. 4.1.フォームサービス選定のポイント(1):スマートフォン表示への対応
    2. 4.2.フォームサービス選定のポイント(2):独自ドメイン取得の対応
    3. 4.3.フォームサービス選定のポイント(3):サービスの利用料金
    4. 4.4.フォームサービス選定のポイント(4):入力値チェック機能
    5. 4.5.フォームサービス選定のポイント(5):重複入力対策
  5. 5.SSL化に対応したフォーム作成サービスについてまとめ

常時SSL化でサイト全体の通信を暗号化

SSLは「Secure Sockets Layer」の略語で、サイトを介して行われる通信のやり取りを暗号化することを指します。
特にサイト全体の通信暗号化は「常時SSL化」と呼ばれ、より強力なセキュリティ対策として知られています。
SSL化によって、ユーザーはサイトにHTTPではなく、よりセキュリティ性の高い暗号化された通信プロトコル「HTTPS」での接続が可能となります。このためSSL化は「HTTPS化」とも呼ばれているのです。
これまで常時SSL化は銀行などの金融機関を中心に導入されていましたが、サイバー犯罪の激化にともない、最近では民間企業でも導入する企業が増加しています。

データ盗聴防止だけでなくSEO上の効果も

セキュリティ対策が不十分なサイトでは、ユーザーのフォーム送信時の通信が第三者によって盗聴される危険性があります。
しかしSSL化によりデータの盗聴、改ざんを防止できるため、サイトの安全性を確実に向上させられます。
さらにSSL化には、SEO対策の観点からも一定の効果があると言われています。
Googleなどの検索エンジンはSSL化されたサイトを評価し、「安全で優良なコンテンツ」と判断します。
その結果、検索順位を上げることができると考えられるのです。

「公開鍵」と「暗号鍵」で暗号化

多くの場合、SSL化による暗号化には「公開鍵」と「共通鍵」を利用した方式が用いられます。
ウェブサーバーはユーザーからSSL通信のリクエストを受けると、ユーザーに「公開鍵」を送付します。
公開鍵を受け取ったユーザーの端末上では「共通鍵」が生成され、ウェブサーバーにも送信されます。
この共通鍵で個人情報や決済情報などの通信データを暗号化してサーバーに送付、そして最後にサーバーが共通鍵でデータを復号化し、暗号化以前のデータに戻すのです。

フォームサービス選定のポイント

フォームサービス選定のポイント(1):スマートフォン表示への対応

フォームのSSL化を行う場合、SSL化に対応したフォーム作成サービスを利用するという手段があります。
ただしどのようなサービスでも良いというわけではなく、選定時にはいくつかの注意点も存在します。
そのひとつが、スマートフォン表示への対応です。スマートフォンユーザーが急激に増加しているなか、自社サイトをスマートフォン対応させる企業も続々と増加しています。
とはいえ、企業サイトの入力フォームはパソコン用の入力フォームをスマートフォン用に転用しているケースもあるなど、まだまだスマートフォンへの対応が十分とは言えません。
しかしパソコンとスマートフォンでは端末の画面サイズが異なるため、入力しやすいフォーム形式も異なります。
スマートフォンでの利用に最適化していないフォームはユーザーにストレスを与えるため、サイト離脱者を増やす原因となりかねません。

フォームサービス選定のポイント(2):独自ドメイン取得の対応

独自ドメインを取得したうえ状態でのSSL化が可能かどうかも重要なチェックポイントです。
企業サイトの場合、独自ドメインを取得したサイトはそれだけでユーザーからの信用度を格段に向上させることができます。
また、SSL化は独自ドメインの登録者が実在することを証明するため、検索エンジンからの信用度も向上させる効果が見込めます。つまりSEO対策の観点からも有効性が高いと考えられるのです。

フォームサービス選定のポイント(3):サービスの利用料金

サービス選定時には、サービスのコスト感にも注目しましょう。
多くの場合、フォーム作成サービスの利用料金は導入時の「初期費用」と「月額料金」で構成されています。
具体的な金額はサービスによって異なるため一概には言えません。
しかし、初期費用は5万円程度、月額費用は3万円程度というのがおおよその相場でしょう。
なかには月額数千円という価格設定のサービスも存在しますが、安価な分、データ通信量に上限が設けられている、利用可能な機能に制限があるなどのデメリットもあります。
自社の状況に応じて裁量のコストパフォーマンスが見込めるサービスを選択すべきです。

フォームサービス選定のポイント(4):入力値チェック機能

フォーム作成時には離脱者を減らすため、ユーザーストレスを出来る限り低減させられるようなフォームデザインの設計が求められます。
ここで注目しておきたいのが、フォームの入力値チェック機能です。
入力値チェック機能を使うことにより、ユーザーが氏名欄を空欄のままにしている場合、電話番号の欄に数字以外の値を入力した場合などに、にポップアップメッセージなどで問題点を通知します。
入力値チェック機能を利用することで、ユーザーが入力ミスに気づかずフォーム送信ボタンを押し、エラーが出る度に何度も修正し直さなくてもすむので、ユーザーストレスを軽減する効果が見込めるのです。

フォームサービス選定のポイント(5):重複入力対策

フォームの集計・分析作業では、二重登録していたユーザーの回答を結果から除外する必要があります。
このとき、メールアドレスや電話番号などの重複を自動的に検出し、二重登録の可能性があるユーザーの回答結果を除外する機能がフォームに備わっていれば、作業を大幅に効率化することが可能です。

SSL化に対応したフォーム作成サービスについてまとめ

SSL化によりフォームのセキュリティを高めることにより、ユーザーからの信用度を高めるだけでなく、SEOの観点からも一定の効果が見込めます。 現在、SSL化に対応したフォーム作成サービスは数多くありますが、選定時にはスマートフォン表示への対応や独自ドメインの取得可否、利用料金や重複入力対策が可能であるかをチェックしておく必要があります。 

SHOHE URA

SHOHE URA

マーケター/広報担当。 当サイトの運営およびブログ記事の執筆を担当。